日程 : 2026年7月13日(月)
場所 : モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)
7月13日(月)、タイ国立の総合的工科大学である「モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)」を当協会の沼田事務局長等が訪問しました。
この訪問において、沼田尚道事務局長と島谷隆司特別研究員は、同校国際担当副学長のピッチャ・プラシットミーブーン(Pitcha Prasitmeeboon)准教授、電気通信学科長のワティド・ファキスット(Watid Phakphisut)准教授、同学科のピシット・ブーンスリムアン(Pisit Boonsrimuang)准教授と面談し、当協会との共同研究や将来の連携に向け、O-RAN、OTIC、無線通信、NTN(非地上系ネットワーク)などの技術分野に関する意見交換や国際機関APT(アジア・太平洋電気通信共同体)のプロジェクトに関する情報交換を行いました。
また、9月1日から6日にかけてKMITL創立66周年を記念して開催される展示会「KMITL Expo 2026」への出展に向けた準備についても話し合いました。
この意見交換には学生の皆さんも同席しており、将来を見据えたKMITLの取組み姿勢が感じられました。




参考
KMITLはタイの国内のみならず国際的にも広く知られる国立大学であり、設立当初から日本と深い関わりを持っています―1960年に始まる国際協力における郵政省、東海大学、日本電信電話、国際電信電話、日本放送協会等の長期・短期専門家の努力によってその基礎が固められた大学です―。近年ではKMITLが日本の高専(高等専門学校)の仕組みを取り入れたことが話題になりました。JICA(国際協力機構)内では、戦後、数多く展開されてきた日本のODAによるプロジェクト型技術協力のなかにあって、「KMITLは世界中で最も成功したプロジェクト」として語り継がれていると言います。
KMITLは、日本とタイの国際協力の一環として、1960年8月24日に「ノンタブリ電気通信訓練センター」として設立されました。その後さまざまな国際協力案件の実施を重ねて四年制大学に昇格し、更に博士課程を持つ総合的工科大学へと発展を遂げてきました。KMITL工学部棟のすぐ横に、創立の歴史を記念する大きな記念碑が立っています。この記念碑は、創立当初建造さられたものを1964年に電気通信訓練センターが3年制のノンタブリ電気通信大学(NIT)となった際に造り替えたものです。ノンタブリ電気通信大学は、1971年に北バンコク・キャンパス、トンブリ・キャンパスを構成する他の二つの学校と共に、モンクット王工科大学(KMIT)となり、現在の所在地であるラカバン・キャンパスに移転しました。そして、創立記念碑は、2000年にKMITLの創立の地であるノンタブリ・キャンパスが閉鎖されるのに伴い現在地に移設されました。
KMITを構成していたこれら三つのキャンパスは1986年にそれぞれ独立の大学となりました。その際、他の二校はその略称であるKMITNB、KMITTの「I(Institute)」を「U(University)」に変更して新しい略称をKMUTNB、KMUTTとしましたが、ラカバン校だけは引き続きKMITLの「I」を「U」に替えることなくKMITLであり続け、現在に至っています。


(タイ語・日本語・英語)

